Fun-B
racing
2010530

HIROしのいサーキット

参戦体制

 Fun-B racing

あんちゃん
くどてん
ごぼ

With KSR-U#11


サポート
ナナデビさん
いがちゃん

Tokkoさん
ぷーともさん
Masaruさん
みーさん




写真提供


    
<5月30日 M&M Mini bike しのい4時間耐久レース 第2戦>
                              リポートbyナナデビ


   前日の天気予報では、雨との予報 早朝、現地に向かう途中も、小雨が降ったり止んだり。
  午前6時、現地に着くと雨は上がっていた。このまま天気がもってくれることを祈る。
  ゲートオープン後、ピットを確保して早速準備を進める。今回の
Fun-B racing からのエントリーライダーは、
  
あんちゃん ・ごぼさん ・くどてんさんの3選手。サポートはナナデビと、ぷーともさん、Tokkoさんの3人だったはずが、
  予選前に
みーちゃんとMasaruくん そして、なんといがちゃんがKSRで都内から一般道を走破し、かけつけて来てくれた。
  後にコレが大きな意味を持つのであった・・・
 
  今回のマシンは、
第1戦の時よりリアサスを変更して、さらに戦闘力UP! 事前テストでも良い感触を得ていた。
  ライダー達もしのいで事前練習をして当日のレースに備えていた。
  しかしライバルチームの赤いきつねさん率いる「周遊会」や緑のたぬきさん監督の「モトストAチーム」も、マシンは好調で手ごわそう。
  しかも、「モトストAチーム」はリーサルウェポンの暴君イーダ氏を チームライダーに招聘!!
  コレには、さすがに他チームからも、反則との非難の声が(笑) しかし、これもレースです!

  午前の練習走行で、各ライダーがマシンとコース攻略の最終チェック。天気は曇りだが、路面は完全にドライコンディション
  エンジンが高回転域でイマイチ伸びが無く、時間が無いなかキャブのセッティングを変更。
  これが当り気持ちよく伸びてくれるようになった。
  PWKキャブにしてからパワーは格段にアップしたが、セッテイングがピンポイントになり気を使う。

  予選は、
あんちゃんがタイムアタック
  しかし、今ひとつ気合が感じられずナナデビ鬼の形相!気合!のペースアップサインでようやくアドレナリン全開の戦闘モードへ!
  ラップモニターでチェックすると「周遊会」のきつねさんと 予選2位3位をコンマ数秒台で争う接戦。
  結果はは0.1秒差で惜しくも予選3位。「周遊会」との差は、ほとんど無い。

  
  決勝のライダー走行順は あんちゃん→ごぼさん→くどてんさん 各30分2回、20分1回の作戦
  そして午後1時に決勝スタート!! あんちゃんが三番手の良いスタートを決める。しかし後ろには「周遊会」のIKD氏がじりじり攻め寄る。
  そして、ダンスシケイン手前の左高速コーナーで抜かれてしまった。この時、手負いの熊…ならぬ、あんちゃんのやる気スイッチがON!!
  まだ序盤だというのに熱いバトルが始まり、見てる方もエキサイトしてくる。周遊会とのバトルが続くなか、
  予定の30分が経ちライダー交代の為ピットイン。第二ライダーのごぼさんがコースに飛び出して行く!
  ロスマンズのツナギとオリジナルスペンサーもどきメットが、気合の入ったライディングと合っていてカッコイイ! が、
  走り出してから10分後、
最終コーナー立ち上がり付近で突然のスローダウン!? そのまま、コース左サイドで停止してしまった!
  再始動を試みてキックをするもエンジンが掛からない。息を切らせてマシンを押しピットまで戻って来た。
  状況を聞くと、ガス欠の様にパワーダウンしてそのままエンジンが掛からなくなった。との事。急いでタンクの中を確認するが、
  燃料はまだ入っている。もしや、焼き付いたか?… しかし、セッティングは薄めでは無い。次にプラグを外してチェックすると…
  あっ!! 電極が接触している!? 嫌な予感がする… まさか、ピストンが上始点よりも上に行ったのか。
  なぜ?
  原因が判らない。焼き付きのせいなのか? とりあえずインマニを外して中を確認するも異常は見当たらない。
  さらにエキパイを外し中を確認するがやはり異常は見えない。もう一度組み上げて再始動を試みるが始動しない。
  注意深くキックを下ろしながら様子を見ると… どうやらクランクが逝ってしまった様だ。


  ピット内に、絶望的な空気が漂う。皆、なす術が無くただ立ち尽くすだけだった。
  これで終わってしまうのか? まだくどてんさんはレースしてないのに…
  ごぼさんは、自分を責めて泣き出してしまう…
  エンジンストップから30分後、『ダメだ、今回はココまでだ』と、誰もが諦めかけた。
  その時 「
ボクのバイクを使っていいですよ
  え!? なんと、KSRで来ていたいがちゃんが代車としてマシンを提供してくれると申し出てくれた!!
  でもこれはレース、エンジンもタイヤも酷使するし、転倒しないとも限らない…
  「まだ3時間以上あるし、悔しいでしょう?」 暫し悩むも、ここで終わりたくない…
  ほんとに良いのか?と思いつつも、快く貸し出してくれる善意に甘える事に。しかし、レース途中でマシン変更しても良いのか?
  主催者に確認すると、ゼッケンとポンダーを付け替えればイイよ。との事。
  これで、またレースが続けられる!!
  さっきまで暗い雰囲気だったピットに活気が戻ってくる! 皆で急いで、いがちゃんのKSRをレース用に準備する
  いがちゃん、ホントにありがとう。順位は、大分落ちたけど、おかげで最後まで走る事が出来そうだよ。
  準備が整った。まずは途中で戻って来たごぼさんが再びコースへ。レースを続けられる喜びを噛みしめるかの様に丁寧に周回を重ねていく。
  チームの皆も、それを暖かく見守っている。30分後、次のライダーくどてんさんに無事バトンタッチ。くどてんさんも渡されたバトンを
  大事に次に回す為繋げる。あんちゃんも痛む背中と戦いながら次に繋げる為に走る。そして… お互いに繋げた「
意志」は、
  4時間後ついにゴールを迎える事が出来た。順位は最下位だったけど、チーム全員が達成感のある良い顔をしていた。
  順位は良いに越した事は無いけれど、それだけじゃない大切な事に気付かされた。一時は諦めかけたけど、皆が協力して最後まで
  完走出来た事が、何よりもうれしかった。また他のチームからの助けもあり、人の暖かさが身にしみるとても思い出に残るレースだった。

  さて次回はどんなドラマが待っているのか最後に応援して下さ った皆さん、遠いところ一生懸命サポートして下さった皆さん
  大事なマシンを快く貸してくれたいがちゃん。最下位だけど最後まで一生懸命走ったライダーの皆さん、心配してくれた他チームの皆さん
  とても雰囲気の良いレースを主催して下さってる関係者の方々、ありがとうございました!

    

2010 レース参戦記

〜しのい4時間耐久レース第2戦の巻き〜